本当の色はどこにある? 第2回 一眼レフカメラを買った頃

わたしが野草を撮り始めて数年たったころ(1985年)、冨成先生が「野草を撮る」(山と渓谷社)という植物写真のガイドブックを出版された。植物写真を基礎から写真例を用いながら、わかりやすく解説された本である。わたしもそれを何回も読んで勉強した。今でも宝物のひとつである。

画像その1年ほど前、一眼レフカメラを買った。CANON NewF-1というカメラである。
貧乏学生だったので、親に頼んで買ってもらい、バイト代で毎月少しずつ親に返済するという形で買った。レンズは100mmのマクロレンズ1本しか買えなかった。
最初に撮ったのは、雪の中のカンツバキだったが、とてもきれいに撮れたのを覚えている。買ってよかったと思った。
当時はまだオートフォーカスが出る前であり、当然フィルムの時代。巻き上げも手で行うタイプ。
このカメラは堅牢性が謳い文句で、少しくらいの雨なら全然大丈夫。山に連れて行くにはうってつけだった。2回ほど落として修理に出したが、その時も頭がへこんだだけで(今のカメラと違い金属でできている)、機能に問題は出なかった。このカメラとはその後25年付き合うことになる(我ながら結構一途だったと思う)。

大学で自然観察のサークルに所属していたことを前に書いた。当時、植物観察チームでは、滝で有名な養老の山の植物を観察する活動を行っていた。秋の学園祭で発表するためだ。
春~秋ほぼ毎月通い、見られた花を写真に撮った。そこはそれほど花が多いというわけでもない、このあたりでは普通の山だった。
初めて出会う花は極力その時に撮影した。先に行けばもっと良い個体があるかもしれないが、もうないかもしれないからだ。
画像
当然形の整った個体もあれば、全然そうでない個体もある。でも、記録のためにはそうでない個体も撮影しなければならない。
今は良い個体だけを選んで撮ればいいのだが、当時はそんなわけであまり写真向きでない個体もなんとか工夫して写真を撮っていた。
今思えばそれがいい練習になったかもしれない。でも、独学でいろいろと試行錯誤はしていたが、なかなか上達できずにいた。たまにいい写真も撮れるけど、だいたいはへたくそな写真ばかり。後から見返すと、なんでこんな写真を撮ったんだろうという写真も多かった。今でも多いけど (T_T)

また、タイトルに近づかないまま次回に続きます。

(添付したのは当時撮った写真です。岐阜市で撮ったタンポポと、伊吹山のニリンソウです。)



この記事へのコメント

2010年11月19日 22:17
みむ様 こんばんは。
とても懐かしく嬉しく読ませて頂きました。
24,5年前奈良旅行した時私と3日間一緒してくれた
カメラが1眼レフ キャノンFⅠでした、お借りして
手にした時はずっしりと重くズームレンズもついてて
ひと荷物になったのを思い出します。それ以来出旅行
山と私と一緒でした、もちろん借り物ですので簡単な
操作を聞き持ち歩いてました、シャッターの音がとても
好きでした。(自分ことばかりでごめんなさいね)


みむ
2010年11月20日 09:00
たまて箱さん、おはようございます。
いつもコメントをいただき、感謝しております。
F-1は重いですが、丈夫でいいカメラでした。
最近はお蔵入りですっかり出番がなくなりました。
またいつかF-1で撮影する機会があるまで、大事にとっておきます。

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