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zoom RSS 本当の色はどこにある? 第9回 デジタル時代のプリント

<<   作成日時 : 2015/03/01 20:10   >>

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フィルムの時代、プリントは業者に任せるしかなかった。
でも、デジタル時代になり、たやすく自分で印刷することが可能になった。


しかし、印刷は奥が深く、自分の思った色に仕上げることは難しいと聞いていたので、今まで手を出さずにいた。
”印刷沼”にはまり込むとたいへんだ、と。

実際、年賀状でも印刷で思った色が出ずに何回も色調整と印刷を繰り返してきた経験がある。


でも、そろそろやってみるか。
どうせなら、将来個展を開くことも視野に入れてA3ノビサイズで印刷できる、本格的なプリンターを導入しよう。
(いつ個展を開けるようになるかは、置いておいて)



プリンターは現在、キヤノンとエプソンの二大勢力状態。
両者の汎用機を所有しているが、比べてみると、EPSONは派手目というか、デジタルっぽい発色という印象がある。
一方、CANONは落ち着いたというか、ノーマルな発色という印象がある。(あくまで個人的イメージ)
ここはCANONを迷わず選択することにした。


次に問題なのは、顔料インク搭載機にするか染料インク搭載機にするかということ。

機構上、顔料インクは色の粒を紙に乗せるイメージ、染料インクはインクが紙に染みこむイメージと言えばわかりやすいだろうか。

CANONではそれぞれPIXUS PRO-10と、同PRO-100という機種が該当する。(PRO-1という顔料インクの最上位機種もある)
ここは迷いに迷った。


ネットでの評判やレビューなどをさまざま読んだ。書籍もいくつか読んだ。
一番参考になったのは、”プロの技を身につける プリントテクニック完全マスター ”(Gakken Camera Mook)というムック本だった。

印刷に関する基礎知識からカラーマネジメント、プリントの手順、CANONとEPSONの高機能機種の比較、写真用紙(68種)によるできあがりのの比較と、この一冊で必要な情報がわかりやすくまとめられていた。


しかし、最終的には実際に自分の写真を印刷してみないとわからないということで、名古屋にあるCANONのショールームに出かけた。
展示してある印刷見本を比較し、さらに持っていった自分のデータで両者で印刷してもらった。
(快く印刷していただけた。しかも、無料で。しかも、各機種 × 光沢紙(プラチナゴールド)と微粒面光沢紙(ラスター)の合計4種類の組み合わせで。)


スキャナーで取り込んだものを参考に載せてみる。(実物とは色目が若干異なります)
左上:PRO-10(プラチナ)、右上:PRO-10(ラスター)、左下:PRO-100(プラチナ)、右下:PRO-100(ラスター)
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その結果、僕の写真には染料インク搭載機(PRO-100)が向いていると判断した。
紙は光沢紙(プラチナゴールド)よりも微粒面光沢紙(ラスター)が好みに合うこともわかった。


顔料インクは渋目の色合いで、陰影で見せる写真に向く印象。
一方、染料インクは色の伸びがよく、色合いで見せる写真に向く印象だった。
特に植物写真では重要な緑色の発色が染料インク搭載機のほうが良かったのが、最大の決め手だった。

(しかし、顔料インクの深みのある表現も捨てがたく、テストプリントを見ながらしばらく迷った。両方買えるといいのだろうが、そういうわけにもいかず...)



購入はいつものようにネット通販で。
ちょうどリニューアルの情報がささやかれていたので、新製品が出るまで待とうかとも思ったが、プリンターは技術的には完成の域にあるとの情報から、それほど目新しいものではなかろうと考え、購入に踏み切った。
そのため、ほぼ終末価格で購入することができた。

(1か月後、新製品のニュースがリリースされた。機種名は”PRO-100S”と、末尾にSがついた。内容的に目新しさは...なかった。)



さて、自宅に届いたので、箱を開けると、デカイ...。そして、重い(約20kg)。
A3ノビサイズ(A3よりひと回り大きいサイズ)が印刷できるのだから当然ではあるが。

ショールームで見て、大きさはわかってはいたものの、どこに置くかちょっと困った。
(結局、後日チェスト(ミニ箪笥)を買ってその上に置くことにした)
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画像




話しは上述の、”プロの技を身につける プリントテクニック完全マスター”に戻るが、この本で一番僕が参考になったのは、「モニターがカラーマネジメントされており、カラーマネジメントに対応したソフト(PhotoshopやLightroom、DPPなど)で、用紙に合ったICCプロファイルを適用して印刷すればほぼ問題のない印刷ができあがる」ということ。

僕は、モニターをキャリブレーション用センサーで測色して調整するように、プリントをプリント用センサーで測色してキャリブレーションをする必要があると思っていた。
つまり、新たにプリント用センサーを購入する必要があると思っていた。

でも、モニターがキャリブレーションされていれば、プリンターのキャリブレーションはせずとも、概ね意図する印刷物ができいるというのだ。これはありがたかった。


とは言いつつも、半分懐疑的な気持ちで、まずは2Lサイズで印刷をしてみることにした。


使用したのソフトはLightroom。(Lightroomはカラーマネジメントに対応したソフトのひとつ)

Adobe RGBを表示できるNEC液晶モニター(MultiSync LCD2690WUXi2)を色温度5500Kに調整。(本来は5000Kが印刷物の標準色温度なのだが、5500Kのほうが印象が近いという書き込みを見たことから)

このモニターで色を調整した後、ファイル→プラグインエクストラ→Canon Print Studio Pro とたどる。
画像



すると、プラグインソフトであるCanon Print Studio Pro が立ち上がる。
画像



ここで、「用紙の種類」、「用紙サイズ」を用いる写真用紙に合わせ、余白の有無、幅、色(白か黒)を決める。

さらに、「カラーマネジメント」にて、
「カラーモード」を「ICCプロファイルを使う」に、
「プリンタープロファイル」を「自動」に、
「マッチング方法」を「知覚的」にする。

そして、印刷...。
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できた。あっけないほど、意図したとおりの印刷物ができた。

もちろん、モニターで表現できる色の範囲と、プリンターが表現できる色の範囲は異なるので、全く同一というわけではないのだが、「知覚的」には意図したとおりのになった。



もとの写真
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印刷物
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その後、A3ノビでも同様の方法で何枚か印刷したが、一発でほぼ意図した通りの写真ができあがった。
これは無駄に印刷コストがかからなくて済むし、精神的なイライラやストレスがなくてありがたい。



元画像
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印刷物(額装)
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これでプリントに対する恐怖心はなくなった。

現在はA3ノビでプリントした写真を、額装し(白枠、黒枠の2種)、部屋に飾ってどう見えるかいろいろ試しているところだ。





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